「All-In-One WP Migration」 を使うときにPHPのバージョンを確認してますか?

更新日: 2022.01.11

結論

「All-In-One WP Migration」で正しくインポートを行うには、
 移行元サーバーと移行先サーバーの「PHPのバージョン」を近いバージョンに揃える必要があります。

理由

PHPのバージョンが大きく異なった状態でインポートしてしまうと、
移行が途中で止まって、最悪、サイトが立ち上がらなくなってしまうためです。

前提条件

「All-In-One WP Migration」 をつかって、
下記のようなWordPressサイトの移行作業を想定して説明します。

  • 移行元サイトはAサーバーで管理されている
  • 移行先サイトはBサーバーで管理されている
  • それぞれのWordPressには「All-In-One WP Migration」がインストールされている

具体的な手順

① A、BそれぞれのサーバーのPHPのバージョンを確認する

  • バージョンが同じ、または5.x系、7.x系同士である場合は問題なし
  • バージョンが異なる場合は、A or Bどちらかのバージョンに合わせる必要がある

【具体例】

例1)

  • Aサーバー:5.6
  • Bサーバー:5.6

◯(5.6とバージョンがそれぞれ同じであるため、コピー失敗の可能性は低い
そのままインポートすればOK

例2)

  • Aサーバー:5.6
  • Bサーバー:7.1

✕(5.x系、7.x系でバージョンが大きく異なるため、このままではコピーが失敗する可能性が高い!
Bサーバーのバージョンを5.x系に変更する

例3)

  • Aサーバー:7.4
  • Bサーバー:7.1

◯(7.x系で系統が同じであるため、コピー失敗の可能性は低い
そのままインポートすればOK

② PHPのバージョンの確認する

各サーバー毎に確認方法が異なります。

● Xサーバーの場合

 「PHPのバージョン切り替え」で確認できます。

● スターサーバーの場合

 「PHPバージョン設定手順」で確認できます。

● localbyflywheelの場合

 下記の赤枠から確認できます。

※上記以外のサーバーについては 「サーバー名 PHP バージョン確認」 などで検索してみてください。

③ PHPのバージョンを変更する

  • Xサーバーの場合
  • スターサーバーの場合
  • localbyflywheelの場合※上記以外のサーバーについては 「サーバー名 PHP バージョン変更」 などで検索してみてください。

④「All-In-One WP Migration」でインポートする

これで、正常にインポートできます。

バージョンが異なっている状態でインポートしてしまったときの対処法

「All-In-One WP Migration」 のインポート時に、こちらのようなメッセージが出ます。

「バックアップはPHP5で作成されていますが、インポートしようとしているサイトはPHP7です。
これにより、インポート失敗する可能性があります。」

上記のメッセージを無視して「開始」を押した場合、ファイルの復元などで%が一向に進まず、途中で止まってしまいます。

上記の状況のとなったときは下記をお試しください。

  1. 画面をリロードし、エラー表示の内容を確認する
  2. FTPツールを使って、エラーになっているファイルのあるフォルダーをリネームして無効にする ※エラーで特定できない場合は、「plugin」or「Theme」フォルダーをリネームして無効化してみる
  3. 管理画面にログインできればOK
  4. 移行先または、移行元サーバーのPHPのバージョンを変更する
  5. 無効化したフォルダーをもとに戻す
  6. 無効になっているプラグイン、テーマを有効にする

まとめ

「All-In-One WP Migration」を使う場合は、必ずそれぞれのPHPバージョンを確認しましょう!

上記の点を気をつければとても便利なプラグインです。

私はインポートデータ無制限を購入しています(ぶっちゃけ、無料で十分だが、あると安心できる)

この記事があなたのお役に立てることを願います。

以上、それではまた!